片手で軽々と抱き上げられる、なんなら手のひらに乗るくらい小さくてカワイイ。
そんな小ささが、トイプードルやティーカッププードルの魅力のひとつ。
日本の住宅事情を踏まえても、小型犬は根強い人気があります。

その反面、小柄ゆえにかかりやすい病気、注意しなければいけないポイントがあります。
かかりやすい病気やケガのリスクを考えておくことで、先回りして予防することができます。

トイプードルをこれから迎えようとしている方、
大切な子といつまでも元気でいっしょにいたい方、
今、病気やケガの子のケアをしている方、

一緒に、トイプードルに多い病気・ケガについて考えてみましょう。

■パテラってなに？

パテラとは、ひざのお皿の骨（膝蓋骨）が、本来の位置から外れてしまう状態のこと。

通常、膝蓋骨は太ももの骨（大腿骨）の下の溝の中にあり、膝を曲げたり伸ばしたりすると上下に動きます。

しかし膝蓋骨が脱臼し、膝蓋骨が大腿骨の溝から飛び出して脚の内側・外側にずれてしまう。それがパテラです。

一般的に3歳以下の若い犬がかかりやすく、さらに小型犬の方がパテラのリスクが高いと言われています。

具体的にはトイプードルをはじめ、ポメラニアン、チワワ、ヨークシャーテリア、キャバリア、パグ、フレンチブルドックなどの犬種に多いとされています。

■パテラの傾向は…？

パピーの時期に特に多いパテラですが、こんな症状がパテラのサインと言われています。

スキップしたり跳ねたりする
足を引きずる
起き上がらない
動きが硬く、ぎこちない
膝を外側に向けて座る
後肢を後ろに突き出すような動作をする
しゃがみながらする歩行
内股のような後肢の様子

パテラを疑うような歩行があれば、軽度であっても早めに病院に行きましょう。

■パテラの原因は？

ソファやベッドといった高所から飛び降りたり、交通事故といった後天的な理由でパテラになる子もいます。
しかし基本的には遺伝的・先天的な原因が多く、時間が経つにつれて脱臼しやすくなる先天的異常を持って生まれる子もいます。

リトルスキップの子は、両親・祖父母、三代に渡って身元・犬種がしっかりしているため、健康状態は良好。また繁殖時はもちろん普段から定期的に医師のチェックを行なっています。
生まれてからも医師のチェックに加えて、ブリーダー歴20年以上のノウハウにより、健康な子を自信を持ってお届けします。

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次回のコラムでは、パテラのグレードや予防方法についてご紹介します！
毎日のケアや心がけで、パテラ予防・進行抑制を目指しましょう◎