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トイプードルの涙やけ対策で、いつまでもキラキラお目目☆
歳を重ねていくと目立ってくるのが、涙やけ。
カワイイお顔、整ったマズル、カットしたヘア…。
せっかくなら、キレイに保ちたいですよね。
またトイプードルと暮らすにあたって、
「こまめに拭いているけど、気づいたらまた涙やけがでちゃって…」
「涙やけが取れなくなって、目立ってきてしまってる」
「淡いカラーの子が好みだけど、将来の涙やけが心配で…」
といったお悩みを持つ方も多いと思います。
涙やけはトイプードルに特に多いトラブルで、犬種・生活など、原因も様々。
先天的な課題もありますが、こまめなケアで予防・改善する可能性も大です。
今回は涙やけについて学びながら、おうちでできるケアをご紹介します!
涙やけの仕組みは?
そもそも涙やけとは、涙の成分で、目〜鼻周りの毛が赤茶色に変色する状態。あくまで「状態」であり、「病気」ではありません。
目は常に涙に覆われ、常に潤っている状態です。常にウルウルさせることで、細かなホコリや紫外線といった刺激から、目を守っています。また、酸素や栄養を目に供給する役割も果たしています。
そして本来、余分な涙は↓の順に流れていきます。
上まぶたにある主涙腺から涙が分泌される
▼
目の表面を潤し、まばたきによって目頭に集まる
▼
集まった涙は目頭にある涙管から排出される
▼
鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の方に流れる
しかし涙が過剰に分泌されたり、うまく排出できずに詰まってしまうと、鼻に流れていくはずの涙が目から溢れてしまう。これを「流涙症(りゅうるいしょう)」と言います。
そして涙はある程度の時間空気に触れると変色する性質があるため、流れた涙をそのままにしたり目の下が常に涙で濡れた状態になると、赤茶色の「涙やけ」になるのです。
涙が出すぎてしまう理由は…?
鼻涙管が詰まってしまう理由は、涙の出過ぎであることがほとんど。涙が出やすくなってしまう原因をチェックすることが、涙やけの予防・改善につながります。
■眼瞼内反症(がいけいないはんしょう)
下まぶたが眼球側に反ってしまう、いわゆる逆まつげ。生まれつきの場合が多く、瞼が内側に入ることでまつ毛が眼球を刺激し、涙の量が増えてしまいます。
■目の傷や炎症
何らかの理由で角膜に傷を負ってしまったり、細菌に感染して目が炎症している場合、涙の量が増えて涙やけが発生しやすくなります。
■マイボーム腺機能不全
涙の表面を覆う脂分を分泌する「マイボーム腺」が加齢やホルモンバランスによって機能が低下し、涙が流れやすくなります。同時に目が乾燥しやすくなるため、それを補うことで涙が増えてしまいます。
■アレルギー
花粉・食べ物・ホコリなどのアレルギー反応によって、目の炎症やかゆみが起こることがあります。つい目を掻いたりこすったりしてしまうことで炎症が悪化し、結膜炎になったり角膜が傷ついたりして、涙が増えてしまいます。特にトイプードルをはじめ、ティーカッププードルやタイニープードルは室内飼いが多いため、ハウスダストによる炎症が起こりやすいです。
涙やけになりやすい犬種は?
涙やけはある程度の年齢・状態になったらどの犬種でも起こりうる症状ですが、その中でも涙やけになりやすい特徴があります。
これらの特徴を持ち合わせる犬種として多いのが、
・トイプードル
・ティーカッププードル
・タイニープードル
・マルチーズ
・シーズー
・パグ
・柴犬
・テリア
など。その中でも特にトイプードルは、生まれつき鼻涙管が狭かったり閉塞していることが多いため涙があふれやすく、涙やけにつながりやすい犬種と言えます。
受診の必要は?
涙やけは「よくある症状」ですが、受診を検討する方もいらっしゃると思います。
涙やけをするということは、鼻涙管が詰まっているなど、鼻や喉に何らかの異常があるということ。
といった症状が出た時にはほかの病気が潜んでいる可能性があるため、早めに病院を受診しましょう。
次回は、おうちでできる「涙やけケア」をご紹介しました。レッドなど濃いカラーの子も、クリームなど淡いカラーの子も、こまめなケアで涙やけを予防しましょう!