季節の変わり目に注意！起こりやすい体調不良

酷暑が続いた8月も終わり、いよいよ9月。
まだ残暑が続きますが、少しずつ秋へと近づいていますね。
朝晩など過ごしやすい時間が増え、小柄なトイプーちゃんたちにとっても一安心。

しかし一方で、9月は一日の気温差が激しかったり、台風などで気圧が乱高下したり、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。

それは人間と同様、トイプーちゃんたちも同じ。
特にパピーちゃんやシニア犬は、季節の変わり目に影響を受けやすいと言われています。

大切な子がいつまでも元気でいられるよう、季節の変わり目のケアについて、考えていきましょう。

こんな体調不良に注意！

季節の変わり目は、夏の疲れが出たり、気温差に体調がついていかなかったりする影響で、様々な体調不良が起こります。

こんな症状が出たら、食事を見直したり病院に行ったり、体調を気にしてあげましょう。

✓食欲不振
✓下痢・便秘
✓足腰が弱る
✓遊びたがらない・散歩に行きたがらない
✓寝ている時間が増える

体調不良の原因は？

✓胃腸の不調
夏の暑さで胃腸が疲れ、機能が低下。ほかにも水を飲みすぎて消化液が薄くなり、消化機能が低下していることも。運動不足や食欲不振で腸の活動が弱っている場合もあります。

✓下痢
1日の温度差が7℃を超えると、犬は下痢をしやすくなると言われています。また冷たい水を飲みすぎたり、クーラーの効いた部屋に居続けることで腸が冷え、下痢をしてしまいます。

✓足腰が弱る
夏の間はどうしても散歩が減りがちです。筋肉は使わないとすぐに衰えてしまうほか、食欲が低下するとタンパク質や脂質が不足するため、夏の間に足腰が弱ってしまうことが珍しくありません。

✓肝機能低下
食欲が落ちると摂取カロリーが不足します。カロリーを補うためには、体脂肪だけでなく、筋肉も分解してしまいます。筋肉のタンパク質は肝臓でカロリーに転換するので、肝臓に大きな負担がかかり、肝機能の低下につながります。肝臓は一度病気になると回復が難しい臓器と言われているので、特に注意が必要です。

どんなケアをしてあげたらいい？

◎食事
まずはフードをふやかしたりウェットフードの比率を増やすなど、喉越しの良い食事を取り入れてみましょう。野菜・お肉を煮込んだスープをあげるのも良いですね。一度にたくさん食べられない場合は、食事の回数を増やすのも◎です。

◎トイレ
暑くて散歩の回数が減ると、生活リズムが崩れがちになります。特にお散歩の時にうんちをするリズムの子は、散歩の時間帯の変化に伴って、うんちのリズムも変わってしまいます。涼しくなってお散歩ができるようになったら、ごはんの前にお散歩に行くことで血流が良くなり、食欲やトイレのリズムが整うようになります。

◎室内環境
暑いと24時間エアコンが付いた状態になります。もちろん熱中症予防には大切ですが、知らず知らずのうちに体が冷えていることも。特に小柄なトイプードルやパピーちゃん、シニア犬は室温の影響を受けやすいため、無理のない範囲で外に出たり、お洋服で体温調節をするといいでしょう。