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お役立ちコラム

愛犬の車酔いについて【その1】

愛犬の車酔い対策で、秋の行楽シーズンを満喫しよう!

すっかり秋めいてきましたね。
朝晩はだいぶ過ごしやすくなり、ハロウィンをはじめ、色々なイベントが開催される時期でもあります。

まさに秋の行楽シーズン。
最近ではペットOKのホテルやおでかけスポットも増え、愛犬との旅行も当たり前。
ご自宅のトイプードルちゃんと、お出かけや旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

楽しいお出かけのためにも気をつけたいのが、ワンちゃんの車酔い。
今回は、車酔いの原因と、お出かけ前にできる対策編。
車酔いしやすい子は車に乗る前から対策をし、楽しい思い出を作りましょう。

なぜ、犬も車酔いをするの?

人間と同じように、犬も車酔いをします。その原因は主に、以下のように言われています。

✓車の揺れによる三半規管の混乱
耳の鼓膜の奥に「内耳(ないじ)」という場所があります。
内耳には平衡感覚を司る三半規管(さんはんきかん)と前庭(ぜんてい)があり、クルマの揺れによってこの三半規管が刺激されます。
そうなると平衡感覚や自律神経の乱れを引き起こし、車酔いに繋がります。

✓車の芳香剤・消臭剤・ガソリンのニオイ
犬の嗅覚は、人間の3000倍〜1万倍と言われています。
そのため人間にとってはいい匂いと感じる芳香剤や、無香と表記されている消臭剤、さらには給油やPAでのガソリン・排気ガスの匂いが犬にとって強い刺激となり、不調をきたしてしまいます。
いつもと違う匂いがストレスとなり、車酔いを引き起こしてしまいます。

✓怖さ・不安による緊張
犬は猫と比べて、環境の変化に弱い生き物。車に慣れていない犬にとって、車の揺れや普段と違う環境は大きなストレスになります。
さらに過去に車酔いした記憶などが呼び起こされ、苦手意識=不安=体調不良につながります。

✓満腹or空腹
満腹状態で車に乗った時、揺れによって胃に負担がかかります。逆に空腹時は胃酸が出て、吐き気を催してしまいます。
とはいえ満腹で眠くなってドライブ時間をやりすごせる場合もあるため、その子自身の特性によります。

車酔いになるとどうなる?

車酔いになると、様々な兆候が現れます。ドライブの際には愛犬の変化に注意して、様子を見てあげましょう。

【軽度】
■頻繁にあくびをする
■ハアハアと口呼吸をする
■吠えたり鳴いたりする
■落ち着きなくウロウロ歩き回る

【中度】
■体が震える
■呼吸が荒くなる(舌を出して口呼吸する)
■大量によだれや鼻水が出る
■よだれが泡状になる
■ふらついて立っていられなくなる

【重度】
■頭を下げてぐったりする
■ぐったりとしている
■激しく何度も嘔吐する
■下痢
■呼びかけても反応が薄い

中度以上になると、明らかな不調が見られます。自律神経の不調によるものなので、多くの場合は安静にしていれば収まります。
しかし持病がある場合や子犬・シニア犬、脱水気味の子の場合は症状が悪化してしまうので、状況に応じて近くの動物病院に連れていきましょう。

車に乗る前にできる対策

■車内の換気をする
乗る前の車は、芳香剤・消臭剤の匂いで充満しています。予めドアを開けて空気を入れ替えておくことが有効です。

■酔い止めを飲ませる
実は犬用の酔い止め薬もあります。以前に車酔いしてしまった子などは動物病院で相談し、酔い止め薬をもらっておくと安心です。

■食事を済ませておく
空腹・満腹状態では車酔いしやすくなるため、2〜3時間前を目安に食事を済ませておくといいでしょう。

■運動させる
車の中で眠れると、車酔いしにくくなります。出かける前に軽く運動しておくと眠りやすくなり、車酔いしにくくなります。

■ゲージに入れる
ゲージに入れることで視野や聴覚が制限され、車酔いしにくくなります。
ゲージが苦手な子にとっては逆効果ですが、ゲージに慣れている子は、運転中、ゲージに入れておくと安心です。
ゲージに入れることで、とっさのブレーキの際などの事故・ケガを防ぐこともできます。
車内では、振動が少ない場所・扉を進行方向に、ゲージを置いてあげましょう。

車酔いの原因を知ることで、乗る前から対策ができます。
特にゲージに入れておくことは、力が弱いトイプードルなどの小型犬にとって、運転中の思わぬケガの予防にもつながります。

次回は、運転中にできるケア。運転中も楽しくドライブできるよう、酔い止め対策をしていきましょう。

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