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愛犬の車酔いについて【その2】
愛犬の車酔い対策で、秋の行楽シーズンを満喫しよう!
せっかくの秋の行楽シーズン。
愛犬といろいろなところにお出かけしたいですよね。
そのためにも知っておきたいのが、犬の車酔いについて。
前回は犬が車酔いをする原因と注意すべき症状、そして車に乗る前にできる対策をご紹介しました。
今回は、車に乗った後の車酔い対策について。
行きも帰りも楽しいドライブにするため、今から準備をしてみましょう!
あなたの愛犬、車に慣れていますか?
前回もお伝えした通り、犬は環境の変化に弱い傾向があります。
そのため普段運転に慣れていない子の場合、緊張や不安から車酔いを引き起こすケースが多いです。
前もって旅行の予定が立っている場合は、その日に向けて近場をドライブし、徐々に距離を伸ばしながら、車に慣れさせてあげるのが良いでしょう。
事前に車に乗っておくことで車酔いしやすいといった体調の傾向を把握することもできます。
カーシェアを利用する場合は、家の中でもドライブ用のゲージに入ることに慣れさせておくと、実際に車に乗った時にスムーズに順応できるでしょう。
ほかにも「車に乗る=楽しい」と印象づけることも大切。
短距離ドライブで運転に慣れていく中で、車でおやつをあげたりすることで、車への抵抗感を減らしていきましょう。
運転中の注意点
いよいよドライブスタート!愛犬にとって快適なドライブになるよう、こんな点に注意してみましょう。
✓安全運転
速度を落とさずにカーブを曲がったり、加速減速が急だと、犬にとって大きな負担になります。またトイプードルなどの小型犬にとって、急な運転は思わぬ事故やケガにつながります。特にゲージに入っていない場合、急ブレーキで車内に放り出される可能性があります。ケガを防ぐためにも、ゆるやかな安全運転を心がけましょう。
✓車内の温度を下げる
秋でも日中は、まだ暑さを感じます。特に車内は締め切っており、窓から紫外線も入りやすいため、意外と温度が上がりやすいです。さらに車酔いで自律神経が乱れると体温調節ができなくなり、ハァハァと呼吸が荒くなります。車内温度を下げたると改善する場合が多いです。
✓ゲージやキャリーに入れる
犬は人間よりも平衡感覚が優れていると言われています。その分振動にも敏感。ゲージやキャリーに入れて位置を固定すると揺れが軽減できます。ちなみに「安心させてあげたい」と抱っこをする方もいますが、事故につながるリスクが高いので避けましょう。
✓こまめに休憩する
慣れない環境に喉が渇いたり緊張したり、車内は何かと気を張るもの。そのためSAなどでこまめに休憩を取ると、車酔いしにくくなります。最近ではSAにドッグランが併設されていることも多いため、かなりのリフレッシュになります。事前にSAやペットOKのカフェなどを調べておくと安心ですね。
車酔いになってしまったら…?
対策をしていても、体調などによって車酔いをしてしまうケースはあります。そんな時には無理をさせないよう、早めに対処しましょう。
✓車の窓を空ける
窓を開けることによって新鮮な空気が循環し、気持ち悪さが改善することが多いです。ちなみに人間の場合、窓から遠くを見ることで改善すると言われていますが、犬は人間とは異なります。空気が変われば改善されるので、ゲージから出す必要はありません。窓から顔を出したり車内で動くことによって事故やケガにつながる場合があるので、車内の空気の循環ができればOKと言われています。
✓水を飲ませる
飲めるようであれば、水を飲ませてあげましょう。慣れない車内で呼吸が乱れ、喉が渇いていることも多いです。なお冷たすぎる水は体に負担をかけるため、常温に近い水がベター。犬用経口補水液や補水用ゼリーを利用するのも良いでしょう。
✓動物病院をチェックしておく
ほとんどの場合は休んだりお水を飲んだりしたら改善されますが、年齢・体調などによっては重篤な症状を引き起こす場合もあります。お出かけのタイミングは休診になりがちな週末や長期連休が多いですが、何かあった時に駆け込める病院をチェックしておくと安心です。
ほかにも万が一嘔吐した時のために、ウェットティッシュやビニール袋などを用意しておくのも大切です。
最近ではペットOKなお宿や観光地も増えてきたので、愛犬とお出かけをするチャンスが多くあるはず。
楽しい思い出をつくるためにも車酔い対策をすることで、安心安全な旅行にしていきましょう。